ねずみ駆除を専門業者に依頼する際、誰もが最も気になるのが、その費用でしょう。費用は、家の広さや構造、被害の深刻度、そして作業内容によって大きく変動しますが、一般的な相場を把握しておくことは、業者選びや予算計画を立てる上で非常に重要です。ねずみ駆除の費用は、主に「駆除作業費」と「侵入口封鎖工事費」の二つで構成されます。一般的な木造一戸建ての場合、これらの作業をすべて含めた費用の総額は、15万円から30万円程度が相場とされています。この費用の内訳を見ていきましょう。まず、「駆除作業費」です。これには、粘着シートや殺鼠剤といった罠の設置と、その後の回収、そして、捕獲したねずみの死骸の処理費用が含まれます。また、天井裏や床下に散乱したふんの清掃や、殺菌・消毒作業の費用も、ここに含まれることが多いです。被害が広範囲に及んでいる場合や、清掃・消毒を徹底的に行う場合は、この部分の費用が高くなります。次に、費用の大部分を占めるのが「侵入口封鎖工事費」です。これは、プロの技術者が、ねずみの侵入経路となっている、壁のひび割れや、配管の隙間、通気口などを、金網や防鼠パテといった専門資材を使って塞いでいく作業の費用です。侵入口の数や、作業の難易度(高所作業など)によって、費用は大きく変動します。この封鎖工事こそが、再発を防ぐための最も重要な作業であり、業者によって技術力に差が出る部分でもあります。業者から見積もりを取る際は、単に総額の安さだけで判断してはいけません。「どこに、どのような侵入口が、いくつあり、それをどのような材料と方法で塞ぐのか」「駆除作業と清掃・消毒は、どこまで含まれているのか」「施工後の保証期間と、その内容はどのようなものか」。これらの点を、詳細に、そして明確に説明してくれる、透明性の高い見積書を提示する業者を選ぶことが、後悔しないための最大のポイントです。複数の業者から相見積もりを取り、料金とサービス内容をじっくりと比較検討しましょう。